プリントの話
- ホウセイ ナミカゼ
- 2017年12月25日
- 読了時間: 2分
2017年も気が付けばもう残りわずか。
1年は早いですね~。さて、今日はプリントの話をします。
オーダーの依頼で多いのは衣装の柄やプリントが出来ないかというご相談です。
依頼内容を頂き、どういった印刷方法が適しているかを判断し見積もりを出します。
今日は数種類あるプリント方法の中から『シルクスクリーンプリント』をご紹介します。
単色のプリントや広範囲にわたり柄が必要な際、この技法を採用します。

こういった柄については広範囲で単色ということでシルクプリントが何だかんだで一番コストが抑えられます。ただし製作時間が結構かかります。
またこれは初めてする人にも簡単に出来るのでおススメです。
先ずはこの柄をトレースします。

この部分をトレースすると

こんな感じです。今回はフォトショップでトレースしましたが、もちろん手書きでトレースしても出来ますのでご安心ください。
トレースしたものをレーザープリンタで可能な限り濃く印刷します。
インクジェットはNG!コンビニとかでコピーするのが良いと思います。
プリントしたものをサラダ油に浸して乾かします。

それを元に版を製作。これ、専門の機械がないとできませんが石川県には一般の方でも出来る施設があります。そう、湯涌創作の森!!金沢市の施設なのでめっちゃ安くこれ作れます。版づくりとプリント体験(3時間くらい)で5,000円くらい。ちなみにプリント業者さんにこれを依頼すると
版代6,000円くらい(会社によりますが)
プリント代10,000円くらい(会社によりますが)
だと思います。

出来上がった版で試しにプリント。インクの種類や生地との相性を確認して柄は反転しますがお客様に了解を得て生地の裏からプリントすることにしました。

出来上がったプリントがコチラ。これできると結構達成感あります!

今回のデザインは裾がランダムなつくりでしたので、プリントに合わせて裾をカット。
ほつれ防止のためにハンダコテで生地を溶かしてます。で出来上がりがコチラ。
